【マネするだけでOK!】「資料作成に向いてない…」という意識が消える3つのポイント

「不向き」のイメージ 企画書・提案書
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・「資料作成に向いてない…」という苦手意識

この記事で解決できるお悩み

資料作成代行を80件以上承ってきた経験から、お悩み克服のポイントを紹介します!
(私は「資料作成代行」や「動画広告の台本作成」などを行っている構成作家です。詳しくはこちら

運動でもゲームでもなんでも、“なんかコツが掴めないな…”という感覚があると、いつまでも出来ないままでつまらないし、ツラいですよね。

特に、仕事にまつわることで苦手意識があると、けっこうしんどいです。

ということで今回は、「自分は資料作成に向いてない…」というお悩みをお持ちの方でも、真似するだけでそれなりの資料が出来上がる、というポイントをまとめてみました。

とりあえず真似するだけで、“けっこううまく表現できた!”という成功体験が味わえるはずです。
苦手意識を克服するための第一歩として活用してみて下さい。

3つのポイント

本記事では以下の3項目それぞれのポイントをご紹介していきます。

1,構成
2,文章
3,デザイン

1,構成

どんなサービス・商品にでもハマりやすく書きやすい構成は、以下の通りです。

①サービス(商品)概要
②サービス(商品)内容
③根拠
④使用例
⑤導入事例
⑥会社情報

上記①~⑥の各ページにどんなことを書くかを、下記の例を用いて説明していきます。

・架空の企業「牛丼開発研究社」が開発した「中盛」の導入を、牛丼チェーン店に提案する際に用いる提案書

①サービス(商品)概要

目的:
どんなサービス(商品)で、どんな課題を解決し、どんな良い未来が訪れるか、を1ページで伝える。
どんなことを書くか:
牛丼ラインナップの大盛と並盛の間に「中盛」を導入する。「丼ものは炭水化物の過剰摂取につながる」という認識から、牛丼屋を敬遠しているユーザーを呼び戻す事ができる。糖質制限とタンパク質摂取のニーズ高まりを捉え、顧客の満足度アップと売上アップが実現する。

②サービス(商品)内容

目的:
サービス(商品)自体の詳細を記す。
※サービス(商品)がシンプルなものであれば「①サービス(商品)概要」とまとめて1ページにしてしまってよい。
どんなことを書くか:
中盛→ご飯の量は並盛(○○g)だけど、具の量は大盛(○○g)。満腹が得られて、低糖質で高タンパク!

③根拠

目的:
「だからこのサービス(商品)は世間から求められているし、売れるはず」と主張するための統計データや実績を提示する。
どんなことを書くか:
データを示すなら「外食をするときに何を選ぶか」などの調査結果で信頼できる出典のものを提示。実績を示すなら、メニューの売上傾向の変化を示して「低糖質で高タンパク」が求められていることが示されている実績データを提示。

④使用例

目的:
読者の脳内で、サービス(商品)を使用・導入しているイメージが浮かぶようにする。
どんなことを書くか:
※中盛の例だと使用例を記すのが難しいですが…今回は紙面を左右に分割した構図でビフォーアフター形式で表現することを想定。
▼ビフォー…並盛りと牛皿のセットオーダーだったので客も店員も余計な手間が必要だった。
▼アフター…中盛なら両者にとって最適解が提示される。客側は「ジムで筋トレした帰りに最適!」牛皿から盛り帰る手間がなくなる!社員は「一つの盛りつけでパッと出せる!」「洗い物も減る!」

⑤導入事例

目的:
導入の先行事例を紹介して安心感を抱かせる。信頼ある企業で実名を出せるなら出したい。
どんなことを書くか:
A屋…導入後売上が○%、新規客の獲得が○%アップ!
B家…売上が●%、カムバック客が約●人

⑥会社情報

目的:
“以上、わたしがお伝えしました”みたいなまとめページ。会社情報で信頼性が挙げられるなら尚良し。最後の一言を添えてアピールするのもアリ。
※資料の冒頭にもってくるケースも多いが、誰が書いた資料かというのはわかって会ってくれていることが多いので、どうしても冒頭で会社紹介をする必要がなければ最後でよい
どんなことを書くか:
牛丼開発研究社の会社情報と、会社の実績をかんたんに。最後の一言の形式は「以上、~についてご紹介してまいりました。時代のニーズに沿った中盛を実現できるのは、すでにシェア6割を占めている弊社だけです。ご検討よろしくお願い致します」など。

構成については以上です。
必要に応じて取捨選択していただいて構わないですが、まずはそのまま当てはめて作ってみて下さい。

2,文章

文章に苦手意識を持っている方なら、まず意識すべきは以下の3点となります。

長文は書かない

文章で説明しようとしてはいけません。
文字が多い時点で読む気が失せてしまい、読んでもらえなくなりますから、伝えたいことが伝わりません。
必要最小限の情報量に絞って、いちばん大事なところがパッと見で伝わるように、シンプルに書きましょう。

説明を文章に頼らない書き方

説明を文章に頼らない書き方

結論がわかるようにする

「結論」を目立つように書き、「理由」はその次に目立つくらいの目立たせ方で書きます。
グラフがあるページでも、“どこをどう読めば良いのか”が一目瞭然になります。

結論を目立つように書く例

結論を目立つように書く例

日本語で書く

子供にも伝わる程度のカタカナ語以外は、なるべく使わないようにしましょう。
使うにしても、そのカタカナ語のあとにカッコ書きで説明するようにする方が親切です。

(例)
フィロソフィー → 「哲学」「理念」など
クロスセル → 「同時購入」「追加購入」など
トラフィック → 「Webサイトへの流入数」など

文章にまつわるポイントは以上3つです。
全項目に通じるのは、“パッと見で伝わるようにするため”という目的があること。
まずはこの3項目をとにかく意識して書いてみて下さい。

3,デザイン

デザインに関してマネしてほしいのは以下3項目です。

①白(またはグレー)の下地に、メインカラー・アクセントカラーを各1色
②フォントは游ゴシック
③強調する箇所は1ページ最大でも3箇所くらいまで

↓良い例

要点をおさえたデザインの例

要点をおさえたデザインの例

↓悪い例

良くないデザインの例

良くないデザインの例

悪い例は、パッと見で何を言っているかがわからないし、なんかチカチカして見づらいですよね。
上記3項目を遵守して、見やすくて何を言っているかが伝わるページを目指して下さい。

さいごに

以上、汎用性の高いアドバイスのみを厳選してみました。

もちろん、「これをマネすれば完璧な資料が作れる」なんてものはありません。
・「どんな商品・サービスを紹介するものか」
・「誰にお見せするか」
・「どんな場で使うか」
によって正解は微妙に変わりますからね。

しかし、資料作成に苦手意識を持っている方があれこれ考えても、苦手意識が強まる可能性のほうが高いでしょうから、まずは基本的なところからマネしてみるのが良いと考えました。

もっとマネしやすくするために、テンプレを公開する記事も書いてみようかなと、思案中です。

今後も、多くの人が“伝えたいことを伝えられるようになる”ための情報を発信していきます。
「こういう場合はどうするべきか?」などの疑問があれば、お気軽にコメント下さい!

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